ggplot2の(正確にはHmiscの)関数が返す区間を、自力で計算した出力と比較する

R

目的 ggplot2パッケージの関数で、95%信頼区間など、母数の区間推定の実現値を直接可視化できる。 この計算が、自力で計算した値と本当に(ほぼ)一致するか調べる。 参考資料 qiita.com なお本記事は現時点で執筆中。 mean_cl_normal() データが正規分布にi…

{cowplot}で複数のグラフを結合する / {ggh4x}でX 軸・Y 軸のラベルをうまく扱う

R

第109回R勉強会@東京(#TokyoR)(データ可視化特集会)でトークしてきました 光栄なことに、応用セッションにご招待いただき、「複数のグラフを1枚のFigureにまとめるとき、cowplotのこと、時々でいいから、思い出してください」というタイトルでトークして…

【新刊案内】『数値シミュレーションで読み解く統計のしくみ 〜Rでためしてわかる心理統計』

書籍の紹介 2023年9月13日に、技術評論社より『数値シミュレーションで読み解く統計のしくみ 〜Rでためしてわかる心理統計』という書籍を上梓します。 gihyo.jp 本書は、確率分布や、確率分布が関係する様々な定理、帰無仮説検定や信頼区間、そしてサンプル…

【書評】Pythonではじめるベイズ機械学習入門

はじめに 講談社サイエンティフィク様より、2022/05/24 発売、森賀新/木田悠歩/須山敦志・著の、『Pythonではじめるベイズ機械学習入門』を御恵投いただきました。ありがとうございます!! www.kspub.co.jp 非常に重厚な本なので、隅々まで精読できていな…

【書評】PsychoPy/Pavloviaによるオンライン実験

本記事について 著者の十河宏行先生、出版社の朝倉書店様より、『PsychoPy/Pavloviaによるオンライン実験』をご恵投いただきました、ありがとうございます!! www.asakura.co.jp 本書は、心理実験作成用ソフトウェアPsychoPyの、Builderという機能を用いて…

【新刊案内】『改訂2版 RユーザのためのRStudio実践入門〜tidyverseによるモダンな分析フローの世界』

R

本記事について 2018年6月29日に、技術評論社様より、『 RユーザのためのRStudio実践入門〜tidyverseによるモダンな分析フローの世界』第1版を発売させていただきました。 gihyo.jp ありがたいことにご好評をいただき、2021年5月11日現在、第1版は4刷まで発…

【Tokyo.R #91】Road to ggplot2再入門

R

ちょっと前のことになりますが、第91回Tokyo.Rで発表してきました。 tokyor.connpass.com 今回は初心者セッションが充実した回だったので、ggplot2パッケージを用いた可視化について解説しました。資料は以下です。 Road to ggplot2再入門 from nocchi_airpo…

【書評】意思決定分析と予測の活用 基礎理論からPython実装まで

本記事について 著者の「Logics of Blue」馬場さんより、2021/02/25発売の「意思決定分析と予測の活用 基礎理論からPython実装まで」をご恵送いただきました。ありがとうございます! www.kspub.co.jp 経営工学やオペレーションズ・リサーチが専門の同僚がい…

【書評】データ分析のためのデータ可視化入門

本記事について 訳者の方々から、2021/01/26発売の、「実践Data Scienceシリーズ データ分析のためのデータ可視化入門」をご恵送いただきました。ありがとうございます! www.kspub.co.jp 本書は、「Data Visualization A practical introduction」の邦訳で…

【書評】「Rで学ぶ統計的データ解析」

本記事について 講談社サイエンティフィク様より、データサイエンス入門シリーズ「Rで学ぶ統計的データ解析」を教科書見本としてご恵送いただきました。 www.kspub.co.jp 実はデータサイエンス入門シリーズはほぼ全巻購入していて、大好きなシリーズです。 w…

複数の.csvファイル(じゃなくてもいいけど)を一気に結合する

本記事について Online Psychological Experiment Advent Calendar 2020 第17日目の記事です。 最初は気軽にポエムでも書こうかと思っていたものの、他の記事がどれも真面目だったので、「だから、オレだってなんかしなくっちゃあな…カッコ悪くて2021年に行…

Google Colaboratory + PyStanを使ってみた話

この記事について Stan Advent Calendar 2020 第14日目の記事です。 14日目のカレンダーが空いていたので、何か埋めなきゃということで、「そういえば使ったことないから、Python環境でStanを使ってみよう」という思い付きで書いています。 普段はR環境でSta…

Stan Advent Boot Camp 第9日目: 階層線形モデルをやってみよう

この記事について Stan Advent Calendar 2020 9日目の記事です。本記事で紹介する階層線形モデルは、第4日目に紹介された重回帰モデルや、第5日目に紹介されたロジスティック回帰モデルなどの、一般線形モデルや一般化線形モデルを拡張したモデルになります…

昔はHarukara.Rというのがあったんだが、膝に矢を受けてしまってな

この記事について ベイズ塾 Advent Calendar 2020 5日目の記事です。このブログは技術ブログ・書評が中心なんですが、今回の記事はポエムです。 広島ベイズ塾は、創設メンバーの一人、某氏(ここでは仮にA氏とする)が広島にいらっしゃったときにできました…

【書評】PsychoPyでつくる心理学実験

本記事について 朝倉書店様と訳者の先生方より、2020年9月1日出版の、PsychoPyでつくる心理学実験をご恵投いただきました! www.asakura.co.jp PsychoPyの作者自身が筆者であるため、本当に素晴らしい教科書でした。まずPsychoPyについて簡単に紹介したのち…

Windows上でzipファイルを解凍するときの、「ファイル名文字化け」への対処

本記事について 自分用メモです。 僕は論文ファイルを保存するとき、ファイル名を論文の概要にする習慣があります(この記事に感銘を受けました)。 たまった論文をフォルダごと移動させようと思って、ZIPにした後で解凍したところ、ことごとく日本語のファ…

実験参加者内要因の条件間でパラメータを比較する(パラメータ間の相関を考慮した比較)

はじめに 本記事は、Stan Advent Calendar 2019 22日目の記事です。 本記事の内容はたのしいベイズモデリング 事例で拓く研究のフロンティア第15章の内容とほぼ同じですが、ちょっとだけ発展的な内容を含んでいます。 次のような手続きで実験を行ったとしま…

R初心者の館(RとRStudioのインストール、初期設定、基本的な記法など)

R

本記事について R Advent Calendar 2019 2日目の記事です。 本記事執筆のモチベーション ゼミや講義でRを使いたいことがあります。しかし、インストールや初期設定、基本的な記法についての説明で時間を使ってしまうのはもったいないと思い、「これを事前に…

「RとStanではじめる ベイズ統計モデリングによるデータ分析入門」書評

この記事について 著者の馬場真哉様より、2019年7月10日に講談社より発売の、「RとStanではじめる ベイズ統計モデリングによるデータ分析入門」をご恵投いただきました。ありがとうございます!! www.kspub.co.jp 事前に献本をいただけるということを伺って…

ggplot2でヒストグラムを描くときに外枠だけに線を引きたい

R

タイトルの通り、「ggplot2でヒストグラムを描くときに外枠だけ線を引きたい」という質問を受けました。図にすると以下のような状況です。 枠線を付けたいときにパッと思いつくのは、引数colourを指定することですが、そうすると下図・右のようになってしま…

brmsパッケージを用いたベイズモデリング入門

はじめに 本記事は、Stan Advent Calendar 2018 16日目の記事です。brmsパッケージを用いたモデリングの方法や、便利機能、ちょっとしたtipsを紹介します。 brmsパッケージのコンセプトは、 ベイズで(Bayesian)、回帰モデルを(Regression Model)、扱おう…

Introduction to bayesplot (ppc_ series)

はじめに Stan Advent Calendar 2018 11日目の記事です。また、タイトルを見て察した人もいるかもしれませんが、Stan Advent Calendar 2018の2日目の記事である、北條大樹さんによるIntroduction to bayesplot (mcmc_ series) の続編でもあります。bayesplot…

xaringanthemerパッケージのライトな解説

R

たまたま最近NARUTOを読み返す機会があって、その流れでxaringanパッケージを使い始めてみたら気に入ったので、これからもたまに使っていこうかと思っています。 一応説明しておくと...xaringanとは、Yihui Xie氏により作られた、RMarkdownでHTMLスライドを…

「R Markdownによるドキュメント生成と バージョン管理入門」という発表をしてきました

R

2018年8月23日に関西学院大学のCAPS(応用心理科学研究センター)で行われたセミナーで、R Markdownによるドキュメント生成と バージョン管理入門という発表をさせていただきました。 R Markdownによるドキュメント生成と バージョン管理入門 from nocchi_ai…

RユーザのためのRStudio[実践]入門という本が出ます。

R

はじめに RユーザのためのRStudio[実践]入門−tidyverseによるモダンな分析フローの世界−という書籍の執筆に関わらせていただく機会をいただきました。 「データ分析ワークフローを一通り解説していきます。データの収集(2章)、データの整形(3章)、可視化(4章…